本ソフト檀家管理「納所Pro」はマイクロソフトAccess上で動作しているデーターベースと別に、独立したソフト墓地/位牌堂配置図CADが付属しています。こちらも無料でご利用いただけます。以下説明のなかで「墓地」を「位牌堂」と読みかえても意味は全くおなじです。
配置図面の枚数に制限はありません。探したい檀家を台帳で選択し「墓地図面」をクリックします。
作成した図面が複数枚あるとき、その檀家がある図面を上位に表示させます。(*印)
新しい配置図を作成する時は「新規図面」を選択します。まだ、1枚の配置図も作成されていない時は、メッセージなしで、白紙
の図面を表示させます。
配置図の作成方法は、後半に記述しています。
----------▶ 検索ページ ◀----------
上図のように、探したい檀家の墓地位置を赤いクロスラインで示します
----------▶ 檀家セットページ ◀----------
もし、その檀家の墓地位置が、まだ設定されていなければ、配置図側は下図のように、檀家セットページに移動します。
配置を決定させたい時は、配置図面上で墓地を選択して(赤クロスラインになる)「檀家セット」ボタンをクリックします。
台帳側に戻らず配置図面上で、連続して「檀家セット」をする場合は、隣にある「新規検索」で檀家を「検索実行」します。
検索結果から目的の檀家を選び、墓地を選択後「檀家セット」をクリックします。
※「新規検索」は、検索ページにも檀家セットページにもあります。検索ページでの検索は、既に墓地に檀家が配置されている
いる墓地を検索します。檀家セットページの検索は、既配置/未配置にかかわらず全ての檀家検索になります。
檀家セットを間違えたり、墓地を、空き墓地/所有者なしにする場合は「檀家リセット」ボタンをクリックします。
ひとつの墓地を複数檀家で共有所有にすることもできます。方法は上説明とまったく同じです。
共有所有にした墓地は水色三角形で表示
墓地図面が起動中でも、台帳側で選択されている檀家を別の檀家に移動すると、図面側もそれに対応します。
逆も可で、図面側で選択した墓地の所有者を、台帳側で選択表示します。
マウスのセンターボタン(ホイールボタン)の回転で拡大縮小ができます。
スペースキーを押しながらマウス左ボタンを押しながらドラッグで画面スクロールが可能です。
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新規図面作成
----------▶ 組番号 ◀----------
説明は最後に
----------▶ 作図ページ ◀----------
まずは、ボタンの説明 「作図」のページを選択
〇 矢印マーク
作図した図形を選択する場合にクリック(選択モード)
図形をひとつひとつ選択もできますし、「Shift」キーを押しながら他の選択で複数選択もできます。
ドラッグさせながら複数選択も可能です。この場合も「Shift」キーが機能します。
〇 直線/曲線/四角形/円/寸法/引出線
作図画面上で、左マウスボタンを押して始点です。
そのままマウスドラッグでマウスボタンを開放で終点が決定。もしくは始点決定後、マウスボタン開放しドラッグ。終点
で再度、左マウスボタンを押して終点決定。どちらにも対応しています。
尚、曲線はベジェー曲線で曲線作図後、ベジエー4点編集できます。(選択モードで)
〇 丸多角/多角形
左マウスボタンを押して始点。次のクリックが第2点/第3点・・・・・終点となります。
終点の決定は右ボタンクリックです。
始点と終点が一致すると閉じられた図形になります。
〇 単数墓地
「単数墓地」をクリックしてマウスを作図画面に移動させると、マウスカーソルは「□」に変わります。(「□」の大き
さは作図倍率によります。)
この「□」が墓地です。位置を決めてマウスクリック1回で墓地作図が決定します。続けて次の墓地作図ができます。
これが基本となります。大体の大きさ/場所で作図後、選択モードで変形/移動をさせて正確な大きさ/場所を決めます。
「単数墓地」モードを終了させるには、右マウスボタンクリックです。
〇 複数墓地
単数墓地でひとつひとつが面倒な場合「複数墓地」をクリックします。
作図画面に移動するとマウスカーソルは、複数の墓地「□」にかわり位置を決定させます。
表示される墓地の個数は、次説明の「墓地個数設定」で行います。
「複数墓地」モードを終了させるには、右マウスボタンクリックです。
〇 墓地個数設定
「複数墓地」で表示される墓地の個数を設定します。
大きさ/隙間/横の個数/縦の個数が設定できます。
※ 初めて図面を作成する時は、複数墓地の個数をかなり多めにして、一気に配置させます。
(多すぎると動作が遅くなります。PCの性能に合わせて、コピペ等も利用しながら)
その後、通路等の余計な墓地を削除(「Del」キー)していくのが近道かもしれません。
次のボタン
ボタンが見えない時はウインドウの大きさを広げてください。
〇 線開連結
複数の直線と連結させます。始点と終点は繋がりません。
〇 線閉連結
複数の直線を連結させ、始点と終点を繋げます。
〇 回転
選択された図形を回転させます。最初のマウスクリックの点が回転中心点です。次のクリックで回転決定です。
回転を決定させる時「Shift」キーが押されていると回転コピーになります。
〇 拡大/縮小/ルーペ
作図画面を拡大/縮小させます。
ルーペは作図画面上でマウスカーソルがルーペに変わります。左クリックが拡大、右クリックが縮小です。
尚、ルーぺカーソルの時は、四角形を描く要領でその範囲を拡大表示させることができます。
※ 図形そのものを大きく/小さくするのではなく、あくまでも表示の拡大/縮小です。
さらに次のボタン
〇 外枠色/内部色
選択されている図形の枠線の色/内部の色を変更させます。
決定させた色は、次に描く図形にも反映されます。
〇 線種/線太さ/内部塗潰しパターン
選択されている図形を下図のコンボボックスから、線の種類/線の太さ/内部の塗潰しのパターンを変更します。
選択された項目が、次に描く図形に反映されます。
〇 スポイト
選択されている図形の色属性(外枠色/内部色/線種/線太さ/内部塗潰しパターン)をコピーし、上図の色関係コンボ
ボックスにその属性を貼り付けします。
次に描く図形は、この色属性で描画されます。
〇 適応
選択されている図形の色属性を、上図で設定されている色属性に変更させます。
〇 選択「全て/墓地のみ/墓地以外」
選択モードで選択できる図形に制限をかけます。「全て」は制限なし。「墓地のみ」は直線やテキスト等が選択できま
せん。「墓地以外」では墓地が選択不可になります。
※ キーボード操作「Ctrl+A」で全ての選択ができます。この場合、上記設定は無効です。
〇 コピー方向
選択されている図形をキーボード操作「Ctrl+C」/「Ctrl+V」によりコピー/貼付けできますが、貼付ける方向を決めます。
右方向に貼付けるか/下方向に貼付けるか設定できます。
反転コピーに「✔」が入っている場合は、貼付けが反転されます。これは左右対称/上下対象の図形を作る場合に有用です。
※ 反転コピーの場合コピー元とコピー先に隙間はできませんが、反転でない時は少しの隙間ができます。
----------▶ 編集ページ ◀----------
編集ページでは図形の移動/変形はできません。作図ページで行ないます。
〇 部品登録/読込
既に描画した図形は単数・複数に関わらず、部品としてファイル保存できます。
登録したい図形を選択し「部品登録」クリック。保存先をたずねるウインドウが表示されますので、適当な名前で保存
してください。保存先フォルダーはどこでも構いませんが、複数PCで運用されている場合は、データ部をおいてある
「納所データ」内がよろしい思います。他のPCからも利用できます。
保存しておいた部品を読込むのが「部品読込」です。
保存したときと同じ位置に読み込まれます。保存時、部品全体がグループ化されていない場合、読込後全体をグループ化
させるか聞いてきます。
読込みウインドウで「ファイルの種類」を選択できます。「部品データ」は拡張子が****.bhnです。部品データファイル
です。選択肢がもう一つあります。「図面座標データ」です。拡張子は.txtです。こちらは、部品を読込むのではなく
既に作成されている他の図面の全てのデータを部品として読込むものです。
※ Ver5300でバグがありました。文字データの読込みができません。「部品データ」では文字テキストが「0」から
「3」の数字に化けてしまいます。「図面座標データ」では文字テキストが含まれている図面は読込できません。
次回バージョンアップで修正します。
〇 作図拡大/作図縮小
作図画面が狭くなった時「作図拡大」で作図可能範囲を広げてください。「作図縮小」は逆に作図可能範囲を狭くし
その分、ルーペ拡大率が同じ1倍でも図形が大きく表示されます。
〇 グループ化/グループ解除
選択されている複数の図形をグループ化させます。図形を選択しようとマウスクリックした時、一回のクリックでグループ
化されている図形すべてが選択状態になります。
グループ化どうしをさらにグループ化もできます。
「解除」は最後にグループ化した順番から逆にグループ化を解除します。
〇 図形を墓地/墓地を図形
普通の操作で墓地を配置する場合は、「箪数墓地」「複数墓地」から行います。どちらも四角形に限定されています。 他の図形(円/多角形/曲線等)を墓地として扱い時に「図形を墓地」をクリックします。
「墓地を図形」はその逆で墓地を単なる図形としての扱いにします。
〇 (位置合)実行
水平方向/垂直方向で選択されている項目で、位置合わせを行います
右寄せ/左寄せ/上寄せ/下寄せ・・・選択されている複数図形の端をそれぞれ右/左/上/下の同じ位置に移動させます。
同間隔・・・選択されている図形の隙間を同じ距離に調整します。
ここのボタンでの変更操作(フォント変更以外)は、選択/非選択に関わらず全ての図形に反映されます。
〇 檀家名向き変更
墓地図形の中に表示される檀家の「現世帯主名」のテキスト文字の向きを変更します。
〇 檀家名文字の大きさ
墓地図形の中に表示される檀家の「現世帯主名」のテキスト文字の大きさを変更します。
個々の墓地には設定できません。すべての墓地に反映されます。
※ 現世帯主名が苗字と名前に上下に分かれて表示されます。そのセパレータは「納所Pro」側の檀家台帳で現世帯主名の
苗字/名前間の全角/半角のスペースです。もしスペースがなければ上下に分割されません。
〇 寸法文字の大きさ
寸法文字テキストの大きさの変更
〇 墓地回転時、檀家名も回転させる
墓地を回転させた場合に、内部「現世帯主名」の文字の向きを回転角度に合わせるかの設定
「✔」なし 「✔」あり
〇 配置内で文字をクリッピングさせる
このボタンは、上記ボタン「墓地回転時・・・」に「✔」が入っていない時のみ有効です。
墓地図形から内部文字がはみ出ている場合、そのはみ出し分に表示/非表示の設定です。
「✔」なし
「✔」あり 文字はクリッピングされる
〇 フォント変更
墓地内部現世帯主名/テキスト文字/寸法文字のフォントを変更します。
この機能は、図形毎に設定可能です。
----------▶ その他/印刷のページ ◀----------
〇 移動量
「作図ページ」内で描画時、選択されている図形の移動はマウスドラッグ以外に、キーボードからも操作できます。
「Ctrl+カーソルキー(←↑↓→)」です。その移動量はここのコンボボックスの数値で決まります。
例えば作図ページでメッシュ(方眼紙の目)の大きささ「20」の時「移動量」が10の時はメッシュの1マスの半分
です。「移動量」が20の時、1回の移動はメッシュ1マス分移動します。
〇 「墓地台帳」にリアルタイム
檀家管理「納所Pro」の各台帳に、リアルタイムで墓地配置CAD側の変更を反映させるかを決めます。
「変更を反映確認」の「✔」がOn
墓地配置CADで墓地を選択する度に、その選んだ檀家が「檀家台帳」で選択表示される。「過去帳台帳」の場合は
その墓地の檀家の故人データが検索抽出表示されます。
「墓地台帳」が開かれている場合は、墓地配置CAD側で墓地を追加したり削除したりする度に、その変更が「墓地
台帳」にリアルタイムで反映されます。
「変更を反映確認」の「✔」がOffの場合はその反映はせず、墓地配置CADを閉じた時にまとめて反映させます。
※ 「✔」のOn/Offにかかわらず、墓地配置CADを閉じた時に「台帳に反映」(させるか/させない)を聞かれます。
ここで(させない)を選択すると、図面データの更新/台帳の変更は行われません。「✔」Onで反映された墓地台帳
の変更点も元に戻ります。
※ 「墓地配置CAD」はAccessでは不可能な処理をする別プログラムです。その為Access側と墓地配置CAD間のデータ
のやり取りに若干難点があります。普段の運用は「変更を反映確認」の「✔」がOnで構いませんが、新規図面を作成
する場合、「✔」Offの方がストレスを感じません。
〇 作図直後、選択状態
図形を描画後、次の図形を連続して作る時、前に描画した図形を選択状態のままにするかを設定します。
〇 Defalt/Form/Gridline/Paper/Panel/Centerline
墓地配置CADのWindowの色を変更させます。
Defalt・・・・・初期設定に戻す
Form ・・・・・Window内部の色変更
Gridline・・・・作図ページのメッシュの色変更
Paper・・・・・作図用紙の背景に壁紙を挿入
Panel・・・・・作図用紙外枠の色変更
Centerline・・・作図用紙のセンターライン(X軸/Y軸)の色変更
〇 印刷
作図画面に表示されている範囲/倍率で、プリンタ出力します。
※ 墓地配置図は個人情報ですので、印刷された配置図の配布は注意が必要です。墓地内の檀家「現世帯主名」は
選択されていなければ、印刷されません。「現世帯主名」を印刷させて構わない墓地のみ(部分/全部)選択して
印刷してください。
----------▶ 組番号 ◀----------
「作図ページ」「編集ページ」にて配置した墓地に番号(名前)を割振りします。
番号を付けたい墓地を先に選択しておきます。
1.組別テキスト欄
墓地の名前を入力します。 例 A列 / 南地区
2.初期/増減
初期とは番号の始まり/増減とはいくつづつ番号を増やす/減らすかの値
3.番号割付け方向ボタン
以下の方向へ、番号を増減します
左上から右下 右上から左下 左上から右下 右上から左下
左下から右上 右下から左上 左下から右上 右下から左上
例えば 組別 /「A」/ 初期「1」/ 増減「1」とし、方向ボタンをクリックすると
「A 0001」「A 0002」「A 0003」・・・・・「A 0010」「A 0011」
となります。
「初期」「増減」が空欄の場合は番号は付かず、組別の名前だけになります。
〇 等級名割振り(テキスト欄/コンボボックス)
墓地に等級が付けられます。(例 特級/1級など)
付けたい等級名をここの欄に直接入力するか、コンボボックスの候補項目から選びます。(初期は候補は無い)
〇 等級名割振り(ボタン)
選択されている墓地が、テキスト欄にある等級名になります。検索ページの上部データ表示の等級名で確認できます。
墓地の等級名をクリアしたい場合は、テキスト欄を空欄にしてボタンをクリックします。
墓地配置図は何枚でも作成できます。練習して習得してください。練習用に作成した図面は後で削除もできます。
不明な点はメールにてお問い合わせを。
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墓地配置図CADの説明
檀家管理・寺院管理のフリーソフト「納所Pro」